エルコ郡 (ネバダ州)

ネバダ州エルコ郡
エルコ郡の位置を示したネバダ州の地図
郡のネバダ州内の位置
ネバダ州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1869年
郡庁所在地 エルコ
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

44,556 km2 (17,203 mi2)
44,491 km2 (17,178 mi2)
62 km2 (24 mi2), 0.14%
推計人口
 - (2020年)
 - 密度

53,702人
標準時 太平洋標準時: -8/-7
ウェブサイト www.elkocountynv.net

エルコ郡(エルコぐん、: Elko County)は、アメリカ合衆国ネバダ州の郡である。人口は5万3702人(2020年)。郡庁所在地はエルコである。エルコ郡はその面積で大陸アメリカ合衆国(アラスカ州を除く)では4番目に大きな郡である。

エルコ郡はエルコ小都市圏に属している。

歴史

エルコ郡は1869年にランダー郡の一部から創設された。郡名はショショーニ族インディアンの言葉で「白い女性」を意味するものから取られた。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は17,203平方マイル (44,556 km2)であり、このうち陸地は17,179平方マイル (44,494 km2)、水域は24平方マイル (62 km2)で水域率は0.10%である。アラスカ州の4郡を除いて、大陸アメリカ合衆国の郡では4番目の面積である。(第1位はカリフォルニア州サンバーナーディーノ郡、第2位はアリゾナ州ココニノ郡、第3位はネバダ州ナイ郡)。標高はグレートソルトレイク砂漠塩原の縁で約4,300フィート (1,310 m)、ルビー山脈の11.157フィート (3,400 m) と変化している。

郡内には3つの地形相(グレートベースン70%、ペイエット20%、スネーク川平原10%)と4つの流域(ハンボルト川45%、スネーク川上流30%、ネバダ中央砂漠20%、パイロット・サウザンド・スプリングス5%)がある。

国立保護地域

  • ハンボルト国立の森(部分)
  • ルビー湖国立野生生物保護区(部分)

隣接する郡

人口動態

人口推移
人口
1900 5,688
1910 8,133 43.0%
1920 8,083 −0.6%
1930 9,960 23.2%
1940 10,912 9.6%
1950 11,654 6.8%
1960 12,011 3.1%
1970 13,958 16.2%
1980 17,269 23.7%
1990 33,530 94.2%
2000 45,291 35.1%
2009(推計) 47,896
sources:[3][4]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 45,291人
  • 世帯数: 15,638 世帯
  • 家族数: 11,493 家族
  • 人口密度: 1人/km2(3人/mi2
  • 住居数: 18,456軒
  • 住居密度: 0軒/km5(1/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 32.5%
  • 18-24歳: 8.8%
  • 25-44歳: 31.5%
  • 45-64歳: 21.3%
  • 65歳以上: 5.9%
  • 年齢の中央値: 31歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 108.8
    • 18歳以上: 109.4

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 43.0%
  • 結婚・同居している夫婦: 59.3%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 8.4%
  • 非家族世帯: 26.5%
  • 単身世帯: 20.9%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 4.8%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.85人
    • 家族: 3.33人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 48,383米ドル
    • 家族: 52,206米ドル
    • 性別
      • 男性: 41,322米ドル
      • 女性: 24,653米ドル
  • 人口1人あたり収入: 18,482米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 8.9%
    • 対家族数: 7.0%
    • 18歳未満: 9.5%
    • 65歳以上: 7.6%

政府と政治

エルコ郡は高度に保守的な地域である。郡役人12人のうち11人は共和党に登録しており、民主党登録は1人のみである[5]2004年アメリカ合衆国大統領選挙では、ジョージ・W・ブッシュが投票数の78%を獲得し、ジョン・ケリーは僅か20%しか取れなかった[6]。2006年の中間選挙時に元大統領のジミー・カーターと当時現職のジョージ・W・ブッシュがエルコ市を訪問した。これは大統領がエルコ郡を訪れた最初の機会ではなかった。1901年にウィリアム・マッキンリー大統領が来訪し、1932年にはハーバート・フーヴァー大統領がエルコに停まった鉄道客車から大統領として最後の選挙放送を行った。1938年にフランクリン・ルーズベルト大統領はその地方遊説中にカーリンで演説した。その他チェイニー副大統領を初め多くの要人がエルコを訪れてきた。

脚注

外部リンク