カラム・スミス

カラム・スミス
基本情報
本名 カラム・ジョン・スミス
通称 Mundo(ムンド、世界)
階級 スーパーミドル級
身長 191cm
リーチ 198cm
国籍 イギリスの旗 イギリス
誕生日 1990年4月23日(32歳)
出身地 マージーサイド州,リヴァプール
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 28
勝ち 27
KO勝ち 19
敗け 1

カラム・ジョン・スミスCallum John Smith1990年4月23日 - )は、イングランドプロボクサーマージーサイド州のリヴァプール出身。元WBA世界スーパーミドル級スーパー王者。4人兄弟の末っ子で、兄は元プロボクサーでトレーナーのポウル・スミス、元スーパーフェザー級ランカーのステファン・スミス、元WBO世界スーパーウェルター級王者のリアム・スミス。トレーナーはジョー・ギャラガー。

来歴

アマチュア時代にロンドンオリンピック出場を目指すが予選で敗退して出場権を逃す。その後、プロに転向してマッチルーム・スポーツと契約[3]

2012年11月17日、ノッティンガムキャピタル・FM・アリーナ・ノッティンガム(英語版)でダン・ブラックウェルとデビュー戦を行い、4回判定勝ちを収めた[4]

2013年9月21日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでパトリック・メンディとBBBofCイングランドスーパーミドル級王座決定戦を行い、初回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]

2013年10月26日、シェフィールドのモーターポイント・アリーナ・シェフィールドでルーベン・エドゥアルド・アコスタとWBCインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を行い、6回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[6]

2014年5月17日、カーディフのモーターポイント・アリーナ・カーディフでトビアス・ウェッブと対戦し、2回KO勝ちを収めWBCインターナショナル王座の初防衛に成功した[7]

2014年7月12日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでブラディン・ビオセと対戦し、10回3-0(99-91×2、100-90)の判定勝ちを収めWBCインターナショナル王座の2度目の防衛に成功した[8]

2014年11月22日、M&S・バンク・アリーナでニコラ・スジェクロカと対戦し、12回3-0(118-111、118-110、120-108)の判定勝ちを収めWBCインターナショナル王座の3度目の防衛に成功した[9]

2015年6月26日、M&S・バンク・アリーナでクリストファー・リブラッセとWBC世界スーパーミドル級シルバー王座決定戦を行い、12回3-0(118-110×2、120-107)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[10]

2015年11月7日、M&S・バンク・アリーナでWBCシルバー王座の防衛戦とBBBofC英国スーパーミドル級王座決定戦としてロッキー・フィールディングと対戦し、初回2分45秒TKO勝ちを収めWBCシルバー王座の初防衛に成功、BBBofC英国王座の獲得に成功した[11]

2016年4月2日、リヴァプールのエコー・アリーナ・リヴァプールでEBU欧州スーパーミドル級王者のハディラ・モホマディと対戦し、初回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[12]

2016年9月10日、ロンドンO2アリーナでノルベルト・ネメサパティと対戦し、ネメサパティが7回終了時に棄権した為WBCシルバー王座の初防衛に成功した[13]

2016年12月10日、マンチェスターマンチェスター・アリーナでルーク・ブラックレッジと対戦し、10回KO勝ちを収めBBBofC英国王座の初防衛に成功した[14]

2017年7月8日、モナコモンテカルロにてWBSSスーパーミドル級トーナメントの組み合わせ発表会が開催され、第2シードとなったスミスは初戦の対戦相手にエリック・スコーグランドを指名した[15]

2017年9月16日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナで行われたWBSSスーパーミドル級トーナメント準々決勝でエリック・スコーグランドとWBC世界スーパーミドル級ダイヤモンド王座決定戦を行い、12回3-0(116-112、117-110、117-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功すると共にWBSS準決勝に進出した[16][17]

2018年2月21日、3日後にWBSSの準決勝で元ライトヘビー級2冠王者でWBC世界スーパーミドル級8位のユルゲン・ブリーマーと対戦する予定であったが、ブリーマーがインフルエンザの感染を理由に出場を急遽辞退したため、代役としてWBC世界スーパーミドル級35位のニキー・ホルツケンへと対戦相手が変更になった[18][19]

2018年2月24日、ドイツニュルンベルクにあるアレーナ・ニュルンベルク・フェアズィッヒェルングでニキー・ホルツケンとWBSS準決勝を行い、12回3-0(117-111×2、118-110)の判定勝ちを収め初防衛に成功するとともにWBSS決勝に進出した[20][21]

2018年2月26日、WBSS決勝でスミスと対戦する予定のジョージ・グローブスが、準決勝のクリス・ユーバンク・ジュニア戦で肩を脱臼して手術をすることを発表したため、2018年6月2日にロンドンのO2アリーナで開催されると既に発表されていた決勝戦は7月以降に延期されることになった[22][23]。英国人対決であったため、当初は延期後も変わらずイギリスで行われる予定であったが、最終的には2018年9月にサウジアラビアジッダで開催されることになった[24][25]

2018年9月28日、サウジアラビアのジッダにあるキング・アブドゥッラー・スポーツシティWBA世界スーパーミドル級スーパー王者のジョージ・グローブスとWBSS決勝を行い、7回2分4秒KO勝ちを収めWBSSを制すると共にWBAスーパー王座とリングマガジン認定王座を獲得、WBCダイヤモンド王座の2度目の防衛に成功した[1][26][27]

2019年6月1日、ニューヨークマディソン・スクエア・ガーデンで元WBA世界ミドル級王者でWBA世界スーパーミドル級10位のハッサン・ヌダム・ヌジカムと対戦し、3回2分56秒TKO勝ちを収めWBA王座は初防衛、WBCダイヤモンド王座は3度目、リングマガジン認定王座は初防衛に成功した[28][29][30]

2019年11月23日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでWBA世界スーパーミドル級暫定王者ジョン・ライダーと団体内王座統一戦を行い、12回3-0(117-111、116-112×2)の判定勝ちを収めWBA王座は王座統一による2度目の防衛、WBCダイヤモンド王座は4度目、リングマガジン認定王座は2度目の防衛に成功した[31][32][33]。しかしライダーが勝っていたとする声が多数挙がる疑惑の判定となった[34]

獲得タイトル

脚注

  1. ^ a b World Boxing Super Series final: Callum Smith knocks out George Groves BBC Sport 2018年9月28日
  2. ^ 井上尚弥、英名伯楽が証言した怪物の二面性「グラブにバズーカ砲を装着しながら…」 Yahoo!ニュース 2019年8月1日
  3. ^ Callum Smith Signs With Matchroom, Pro Debut 11/17 Boxing Scene.com 2012年10月31日
  4. ^ Carl Froch Destroys Yusaf Mack, Eyes Rematches in 2013 Boxing Scene.com 2012年11月17日
  5. ^ Smith Brothers Dominating With Domestic Gold Wins Boxing Scene.com 2013年9月28日
  6. ^ Anthony Joshua Drills Butlin, Brian Rose Shocks Maciel Boxing Scene.com 2013年10月26日
  7. ^ Welsh boxer Gavin Rees finishes career with victory over Gary Buckland WalesOnline 2014年5月17日
  8. ^ Bellew and Cleverly Stop Foes, Joshua Drills Skelton Boxing Scene.com 2014年7月12日
  9. ^ Callum Smith outclasses Nikola Sjekloca to continue unbeaten professional start Daily Mail Online 2014年11月22日
  10. ^ Callum Smith dominates Christopher Rebrasse to win the WBC Silver Super-Middleweight title The Daily Star 2015年6月26日
  11. ^ Callum Smith Dominates Rival Fielding Britwatch Sports 2015年11月8日
  12. ^ Callum Smith Spectacularly Blasts Out Mohoumadi In 1 Boxing News and Views 2016年4月2日
  13. ^ Callum Smith dominates Norbert Nemesapati to set up WBC super-middleweight title shot Mirror.co.uk 2016年9月10日
  14. ^ Callum Smith With Brutal Knockout of Luke Blackledge Boxing Scene.com 2016年12月10日
  15. ^ Quarter-Finals are Drawn in Monaco World Boxing Super Series 2017年7月9日
  16. ^ Callum Smith wins by unanimous decision over Erik Skoglund in World Boxing Super Series Sky Sports 2017年9月17日
  17. ^ Smith: "I’m in this tournament to win it” World Boxing Super Series 2017年9月18日
  18. ^ Smith gets new WBSS foe: Nieky Holzken Fightnews.com 2018年2月20日
  19. ^ ブリーマーWBSS辞退、C・スミスは代役と準決勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月21日
  20. ^ Callum Smith takes down Nieky Holzken, will face George Groves in WBSS final ESPN.com 2018年2月25日
  21. ^ WBSS準決勝 スミス勝利でグローブスと決勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月25日
  22. ^ George Groves targets July return against Callum Smith after shoulder surgery Sky Sports 2018年2月26日
  23. ^ Groves to have surgery, wants WBSS extension ESPN.com 2018年2月26日
  24. ^ World Boxing Super Series: George Groves v Callum Smith 'unlikely to be in UK' BBC Sport 2018年7月5日
  25. ^ Groves vs. Smith Finalized For September 28 in Jeddah Boxing Scene.com 2018年7月27日
  26. ^ Groves vs Smith: Callum Smith stops George Groves to win WBA super-middleweight world title Sky Sports 2018年9月29日
  27. ^ スミスがグローブスをKO WBSS・S・ミドル級制覇 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月29日
  28. ^ CALLUM SMITH MAKES A POINT IN HIS US DEBUT, BLOWS AWAY HASSAN N’DAM IN 3 The Ring 2019年6月1日
  29. ^ Anthony Joshua undercard results: Joshua Buatsi, Callum Smith, Katie Taylor all win The Daily Star 2019年6月2日
  30. ^ スミスがエンダム撃沈 WBA・SM級スーパー王座V1 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年6月2日
  31. ^ Callum Smith beats John Ryder in controversial super-middleweight title fight win The Daily Star 2019年11月23日
  32. ^ Callum Smith Overcomes John Ryder With Questionable Scores Boxing Scene.com 2019年11月23日
  33. ^ スーパー王者スミスが暫定退治 WBA・S・ミドル級 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年11月24日
  34. ^ Smith vs Ryder results: Callum Smith wins questionable decision over John Ryder”. Bad Left Hook (2019年11月23日). 2019年12月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

前スーパー王者
ジョージ・グローブス
WBA世界スーパーミドル級スーパー王者
2018年9月28日 - 2020年12月19日
次スーパー王者
サウル・アルバレス