キネマ旬報映画データベース

KINENOTE
URL http://www.kinenote.com/
言語 日本語
タイプ データベース
運営者 キネマ旬報社
営利性 営利
登録 任意
開始 2012年1月20日
現在の状態 運営中

キネマ旬報映画データベース(キネマじゅんぽうえいがデータベース)は、2009年平成21年)3月15日からキネマ旬報社によって運営されていた、日本で公開された映画についてのオンラインデータベースである。

2012年10月、キネマ旬報社が同年1月に公開した映画鑑賞記録サービス「KINENOTE[1]に統合された[2]

略歴・概要

キネマ旬報映画データベース

本データベースの本来の設立日はさらにさかのぼる。それをリード・ビジネス・インフォメーションが2007年10月、バラエティ・ジャパンのデータベースとして引継いだが、2009年6月30日に閉鎖されている。それを受けて、新たに本データベースが開設された。2001年(平成13年)にキネマ旬報社が角川グループ傘下となり、角川マーケティングが運営する映画データベースMovie Walkerに同一情報が提供されている。キネマ旬報社は現在、同グループから離脱している。

第二次世界大戦が終結した1945年(昭和20年)から現在まで、日本で劇場公開された映画のデータベースである[3]テレビ映画テレビドラマビデオ映画OVA等は範囲外である。タイトル数は約4万件、人名は20万件以上が記載されていた[3]日本映画に関しては上記の範囲であり、サイレント映画に関する記述は一切ないが、アメリカ合衆国の映画等のいわゆる「洋画」に関しては、1919年(大正8年)の日本公開作、製作年はさらにさかのぼって網羅されている[4]。日本映画以外のサイレント映画に関して、非常に充実している。

俳優、スタッフ別の作品一覧ページでのリスティング序列は、年代の新しいものから古いものへの降順であり、allcinema ONLINEgoo 映画等の日本語による他のデータベースと同様である。昇順でリスティングが厳密に公開日順である日本映画データベースと同様、同一公開年内での順列は厳密である。

Wikiで運営している「ユーザ辞典」は、会員登録することにより、無料で編集が可能であった[5]

注意すべき表記

スクリプター - 「スチルカメラマン」が混同されて分類・表記されていた。大映東京撮影所(現在の角川大映撮影所)のスチルカメラマン柳沢英雄[6]らがことごとく「スクリプター」とされているが、これは誤りである。

本データベースの掲載データをそのまま使用している「goo 映画」[7]、「Movie Walker」[8]には、同一の誤りがあった。日本映画データベース、allcinema ONLINE[9]、それと連動するONTV MOVIE[10]には、この件に関する混同は存在しない。

KINENOTE

2012年1月20日、キネマ旬報社が保有する映画データベースと連動したライフログサービスとしてサービスを開始した[1][11]。当時のキネマ旬報社では、旧キネマ旬報社が保有する戦後上映された作品のあらすじ、解説の掲載された作品単位の映画データベースと、JANコードベースでテレビドラマも含むが、作品解説などの情報が少ない旧ギャガクロスマーケティングのパッケージデータベースが独立して存在しており、サービス開始のためにデータベースが再構築された[12]

2012年10月、キネマ旬報映画データベースと統合され、その会員情報を引き継いだ[2]

脚注

  1. ^ a b 森田秀一 (2012年1月20日). “キネマ旬報社、映画の鑑賞記録をつけられる「KINENOTE」公開”. INTERNET Watch (インプレス). https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/506304.html 2019年11月2日閲覧。
  2. ^ a b 「キネマ旬報映画データベース」「KINENOTE」サービス統合のお知らせ - ウェイバックマシン(2012年10月4日アーカイブ分)
  3. ^ a b キネマ旬報映画データベース、公式ウェブサイト、2009年12月22日閲覧。
  4. ^ 例: 復活 (1917年)、キネマ旬報映画データベース、2009年12月22日閲覧。
  5. ^ ユーザ辞典キネマ旬報映画データベース、2009年12月22日閲覧。
  6. ^ 柳沢英雄、キネマ旬報映画データベース / 柳沢英雄日本映画データベース、いずれも2009年12月22日閲覧。
  7. ^ goo 映画、2009年12月22日閲覧。
  8. ^ Movie Walker、2009年12月22日閲覧。
  9. ^ allcinema ONLINE、2009年12月22日閲覧。
  10. ^ ONTV MOVIE、2009年12月22日閲覧。
  11. ^ “キネマ旬報、自分の映画鑑賞傾向をグラフ化できる 映画ライフログサービス「KINENOTE」”. MarkeZine (翔泳社). (2012年1月20日). https://markezine.jp/article/detail/15028 2019年11月3日閲覧。
  12. ^ “トップインタビュー:キネマ旬報社、清水勝之社長”. 文化通信.com (文化通信社). (2012年2月6日). https://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1545 2019年11月3日閲覧。

関連項目

外部リンク