ブーシア半島

ヌナブト準州のブーシア半島とメルヴィル半島

ブーシア半島(ブーシアはんとう、: Boothia Peninsula: Péninsule Boothia)は、カナダヌナブト準州にある世界で15番目に大きい半島。面積3万2330km。南北に延び長さは約200km、幅は最大で210kmだが、基部は約30kmしかない。半島全体が北極圏に入り、半島北端のマーチソン岬は、カナダ本土および北アメリカ大陸の最北端である。北にはベロー海峡をはさんでサマーセット島、北西にプリンスオブウェールズ島、東にはブーシア湾を挟んでバフィン島ブローダー半島がある。

1829年に探検家のジョン・ロスが発見し、探検の出資者であったフェリックス・ブースにちなんで命名された。

半島は多くの渉禽類の営巣地およびコハクチョウなどのカモガンハクチョウの生息地で、南部にはラムサール条約登録地のラスムッセン低地がある[1]

脚注

  1. ^ Rasmussen Lowlands | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2001年1月1日). 2023年4月21日閲覧。