ロケットランチャー
ロケットランチャー(英: Rocket Launcher、ロケット弾発射器あるいは発射機)は、ロケット弾を発射する兵器の総称である。特に、個人が携帯して使用するものを指して使われることが多い。
形態
詳細は「ロケット弾#発射機の形態」を参照
肩撃ち式
個人が携帯し、肩に担ぐなどして使用する小火器として分類される小型のもの。基本的に無誘導の対戦車擲弾発射器や汎用のロケット弾発射器を指すが、肩撃ち式の対戦車ミサイル発射器もロケットランチャーと呼ばれる例もある。
ロケット弾ポッド
軍用機、特に攻撃ヘリコプターや対地攻撃機に搭載され、近接航空支援に使用される無誘導ロケット弾の多連装発射器。第二次世界大戦時にドイツ軍がメッサーシュミット Me262に搭載したR4Mが最初の航空機搭載型ロケット弾であるが、R4Mの発射器は筒状ではなくレール式であった。多連装ポッド式のランチャーを使用した初期のものとしては、アメリカ軍のMk4 FFAR(Folding-Fin Aerial Rocket、小翼折り畳み式空中発射ロケット弾)やフランスのSNEBが挙げられる[2]。
ロケット砲
地上軍の砲兵部隊などで運用される地上据置、牽引式、自走型など大型のロケットランチャーはロケット砲 (Rocket Artillery) と呼称される。航空機搭載型と同様、多連装化されて使用される例も多い。
脚注
- ^ 一般に無誘導のものを指し、誘導機能を持つ物はミサイルと呼称される。
- ^ Vectors Website - 7.0 Unguided Rockets