日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議
日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(にほん・たいへいようしょとうフォーラムしゅのうかいぎ、英語: Pacific Islands Leaders Meeting (PALM)、略称は「ヤシの木」の意)は、日本を含む太平洋の島嶼国の首脳により行われる会議。通称は太平洋・島サミットである。主催者は日本国外務省の外郭団体である太平洋諸島センター。
元々は日本が太平洋諸島フォーラム加盟国との関係を強化する目的で、1997年に初開催。以後3年毎に日本国内で開催されてきている[1]。
会議について、日本の外務省は「太平洋島嶼国は親日国家群であるとともに、国際社会における我が国の様々な取組に対する強力な支持母体であり、我が国外交にとって非常に重要な国々」であるとして、「こうした太平洋島嶼国との関係を強化し、同地域発展に共に取り組む」ことが目的だとしている[2]。
宣言・声明
この会議では毎回宣言や声明が出された。
- 第1回会議では、太平洋諸島諸国の自主性と独自性に配慮した協力。
- 第5回会議では、「北海道アイランダーズ宣言」が採択された。
開催地と議長国
開催年 | 開催地 | 主会場 | 議長国 | |
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第1回 | 1997年 | ![]() | ホテルニューオータニ | ![]() |
第2回 | 2000年 | ![]() | フェニックス・シーガイア・リゾート | ![]() ![]() |
第3回 | 2003年 | ![]() | 万国津梁館 | ![]() ![]() |
第4回 | 2006年 | ![]() | 万国津梁館 | ![]() ![]() |
第5回 | 2009年 | ![]() | アルファリゾート・トマム | ![]() ![]() |
中間閣僚会合[3] | 2010年 | ![]() | 外務省飯倉公館 | |
第6回[4] | 2012年 | ![]() | 万国津梁館 | ![]() ![]() |
中間閣僚会合[5] | 2013年 | ![]() | 外務省飯倉公館 | ![]() ![]() |
第7回[6] | 2015年 | ![]() | スパリゾートハワイアンズ | ![]() ![]() |
中間閣僚会合[7] | 2017年 | ![]() | 外務省飯倉公館 | ![]() ![]() |
第8回[8] | 2018年 | ![]() | スパリゾートハワイアンズ | ![]() ![]() |
第9回[9] | 2021年 | オンライン | テレビ会議方式[10] | ![]() ![]() |
参加国・地域
国
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日本(議長国)
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キリバス
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クック諸島(2011年3月まで地域扱い、第6回から国として参加)
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サモア
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ソロモン諸島
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ツバル
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トンガ
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ナウル
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ニュージーランド
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ニウエ(2015年5月まで地域扱い、第7回から国として参加)
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バヌアツ
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パプアニューギニア
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パラオ
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フィジー
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マーシャル諸島
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ミクロネシア
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オーストラリア
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アメリカ合衆国(第6回に参加[11])
地域
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ニューカレドニア(第8回から参加[8])
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フランス領ポリネシア(第8回から参加[8])
出典
- ^ a b 太平洋・島サミット(PALM) | 外務省
- ^ 外務省: 太平洋・島サミットについて - 2006年6月
- ^ 外務省: 太平洋・島サミット中間閣僚会合(概要と評価) - 2010年10月16日
- ^ 外務省: 第6回太平洋・島サミット - 2012年5月
- ^ 太平洋・島サミット 第2回中間閣僚会合(結果概要) | 外務省 - 2013年10月26日
- ^ 第7回太平洋・島サミット(結果概要) | 外務省 - 2015年5月23日
- ^ 太平洋・島サミット 第3回中間閣僚会合(結果) | 外務省 - 2017年1月17日
- ^ a b c 第8回太平洋・島サミット(結果概要) | 外務省 - 2018年5月19日
- ^ 第9回太平洋・島サミット(結果概要) | 外務省 - 2021年7月2日
- ^ 第9回太平洋・島サミットの開催日程及び開催方式の決定 - 外務省・2021年4月1日
- ^ 外務省: 第6回太平洋・島サミット(結果概要) - 2012年5月26日