間諜最後の日
間諜最後の日 | |
---|---|
Secret Agent | |
![]() | |
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
脚本 | チャールズ・ベネット |
原作 | サマセット・モーム (『アシェンデン』所収 「The Traitor」 「The Hairless Mexican」) |
出演者 | ジョン・ギールグッド |
音楽 | ルイス・レヴィ |
撮影 | バーナード・ノールズ |
製作会社 | ゴーモン・ブリティッシュ |
配給 | ![]() ![]() (リバイバル) |
公開 | ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 87分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
『間諜最後の日』(かんちょうさいごのひ、原題:Secret Agent)は、1936年製作のイギリスのスパイ・スリラー映画。アルフレッド・ヒッチコック監督。サマセット・モーム原作の短編小説集『アシェンデン』収録の「The Traitor」と「The Hairless Mexican」の映画化作品である。
製作国でも著作権保護期間(アメリカ合衆国では1922年以前に公開、日本では1953年以前に公開、それ以外の多くの国では公開後70年)が満了したために、現在パブリックドメインとなっている。
あらすじ
第一次世界大戦中の1916年、イギリスの陸軍大尉ブロディは、スイスのジュネーヴで暗躍するドイツのスパイを摘発する任に命ぜられ、情報部長Rからリチャード・アシェンデンという偽名を貰い、ジュネーヴへ派遣された。
アシェンデンはジュネーヴでアシェンデン夫人という名儀の女スパイ・エルザ、そして「将軍」と呼ばれるスパイと合流し、調査を始める。
調査の結果、アシェンデンらはケイパーと名乗るイギリス人が疑わしいことを突き止める。アシェンデンらはケイパーを登山に誘い出し、断崖からケイパーを突き落として殺した。しかし、ケイパーはスパイとはまったくの無関係であることがRからの電報で判明し、エルザはアシェンデンに人殺し稼業に等しいスパイを辞めてほしいと懇願し始める。
そんな中、将軍の調査によって、スパイのアジトらしきチョコレート製造工場が突き止められ、ドイツのスパイの正体も判明する。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ブロディ / リチャード・アシェンデン | ジョン・ギールグッド | 田中正彦 |
エルザ | マデリーン・キャロル | 藤貴子 |
将軍 | ピーター・ローレ | 檀臣幸 |
マーヴィン | ロバート・ヤング | 矢崎文也 |
ケイパー | パーシー・マーモント | をはり万造 |
R | チャールズ・カーソン | 駒谷昌男 |
ケイパー夫人 | フローレンス・カーン | |
リリー | リリー・パルマー | |
マイケル・レッドグレイヴ (クレジットなし)[1] | ||
マイケル・レニー (クレジットなし) |
その他の日本語吹替:赤城進、更井孝行、深沢エミ、渡辺育子、大塚智則、井口泰之
※ヒッチコックの登場シーン:8分頃。ジョン・ギールグッドがスイスに降り立った際、ほかの乗客に紛れて共に降船する。
脚注
- ^ これがデビュー作品。Secret Agent (1936) - Trivia - IMDb
外部リンク
- 間諜最後の日 - allcinema
- 間諜最後の日 - KINENOTE
- Secret Agent - オールムービー(英語)
- Secret Agent - IMDb(英語)