87式グレネードランチャー
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87式グレネードランチャー | |
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種類 | 自動擲弾発射器 |
製造国 |
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設計・製造 |
華東工業院(設計) |
仕様 | |
口径 | 35mm |
使用弾薬 | 35x114mm |
装弾数 |
6/15発 ドラムマガジン |
作動方式 | リュングマン式 |
全長 | 970mm |
重量 |
弾倉無し:12kg(二脚・光学照準器付き) 20kg(三脚付き) |
発射速度 | 500発/分 |
銃口初速 | 200m/秒 |
歴史 |
87式グレネードランチャー(中国語: 87式榴彈發射器、形式番号:QLZ-87)は、中国の華東工業院(現在の南京理工大学)が開発した個人携帯式の自動擲弾発射器である。
概要
87式グレネードランチャーは、小規模歩兵部隊の直接火力支援用火器として使用するため、重量軽減を優先して設計された。
このため、本体に二脚が付属するなど、軽機関銃か対物ライフルを連想させる外見を有している他、専用の三脚や車両に搭載することも可能である。特に二脚使用時には、兵士1人で携帯・射撃が可能である。
弾薬は、新規に設計された35mm グレネード弾を専用のドラムマガジン(装弾数は6・15発の2通り)に装填して使用する。弾頭は、対人攻撃用の榴弾と対軽装甲車両用の成形炸薬弾が用意されており、成形炸薬弾は最大で厚さ80mmの装甲板を貫通することが可能である他、半径10mの対人危害半径を有する。
現在は後継として11式狙撃グレネードランチャーが採用されているが、一部の部隊ではRWSとして運用しているのが確認されている。
採用国

アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の兵士が持つ87式
出典
- ^ a b c d e f g h Yan 2014, p. 8
- ^ Smallwood, Michael (29 April 2016). “Kurdish Forces with Chinese QLZ87 Automatic Grenade Launcher & M99 Anti-materiel Rifle”. Small Arms Defense Journal 8 (1) .
- ^ Savannah de Tessières (January 2018) (英語). At the Crossroads of Sahelian Conflicts: Insecurity, Terrorism, and Arms Trafficking in Niger (Report). Small Arms Survey. p. 58. ISBN 978-2-940548-48-4 .
- ^ IDEX ABU 2017 Small Arms Defense Journal. 17 November 2017.
- Yan, Timothy (August 2014). The Chinese QLZ87 Automatic Grenade Launcher. Arms & Munitions Brief 1. Armament Research Services Pty. Ltd.. ISBN 9780992462420
関連項目
外部リンク
-
ウィキメディア・コモンズには、87式グレネードランチャーに関するカテゴリがあります。
- Modern Firearms(英語)
- sinodefence.com(英語)